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ロウライフ

雨が上り壁伝い
汗染みを付けて口笛を吹いた
ロウライフ

小人ばかりが目に付くカフェで
小さくなってお茶を呑んでいた
ロウライフ

毎日がサヨウナラって
あなたの上を掠めて飛んだ
ロウライフ

素晴らしい日本の戦争の夢を
見続けていたのは
ロウライフ

アメリカの声しか聞こえない

ピポーが出て来て
ピポーの真似して
ピポーを笑わせる
ピポーが出て来て
ピポーの真似して
ピポーを駄目にする
ロウライフ

小さな頭に
赤い火を乗せて
離れた眼で
世界を一睨み
片耳を落とし
明日を占う
その船を出すのなら
9月のロウライフ

水曜日の夜明け前この谷へ
片目閉じて舌を出してやって来る
マニキュアされた指を月を指し示す
唯1本の指が月を指し示す
ロウライフ
心ある人々から無視され続けた
ワウワウウサギの目を盗みながら
僕はマニキュアされたピートの
ディストーションレタスを食べている
陽気なハンスも彗星の夏も
2光年の雨も
ディビー・ジョーンズでさえも
R・D・レインもアリの男もセミの女も
素晴らしい日本の戦争の夢でさえも
笑い男もポーキー・パイもカフェの小人も
シーモァ・グラスでさえも
ロウライフ

僕の仕事

2光年の雨の人から
託された手紙を
1時間も前の人に
片目閉じて伝える
不合理な夢が混じった
ヘンテコな今月のポエム
月明かり明日の広場で
ジャンプを繰り返すこれが僕の
これが僕の仕事
これが僕の
これが僕の仕事

2光年の雨の人から
送られたサインを
1メートルを上の人に
片手鳴らし伝える
不合理な夢が混じった
ヘンテコな今月のポーズ

唯1本の指で
月を指し示す
これが僕の
これが僕の仕事
唯一残された
これが僕の仕事
これが僕の
これが僕の仕事
偶然にも生き延びている
これが僕の仕事
チュッチュル チュッチュル
チュッチュル チョット クラクラ
チュッチュル チュッチュル
チュッチュル チョット クラクラ
振り返る 未来
繰り返す 未来
振り返る 未来
繰り返す 未来

夏の夕暮れ

片目を閉じて 舌を出して
ビッコの振りして 夕陽を沈めて
甘いシロップを 飲み干して
辛い煙草をクラクラ燻らせ
有り得ぬ人と擦れ違って
有り得ぬ物と入れ替って

夕方5時は恐ろしい
夕方5時は懐かしい
夏の夕暮れは世界が溶け出し
夏の夕暮れは世界が混じって
僕等は既に死んでるって
そう僕等は既に死んでるって

神様クラクラ

奴隷達の
HOLIDAYS
COMMUNITYの
SMILE
HOLLY HOLLY HOLLY HOLLY
HOLLYWOOD

針 針 針 針

PORCUPINE
JAI
GURU
DEVA
OM

奴隷達の
HOLIDAYS
COMMUNITYの
SMILE
僕等は常に
相対的で
二つ世界との関係の
変化だけが

僕等を僕等
以外の存在に
変化させるんだ
JAI
GURU
DEVA
OM

PARTY抜け出し
夜空を見上げた
神様は
もう クラクラ

奴隷達の
HOLIDAYS
COMMUNITYの SMILE
HOLLY HOLLY HOLLY HOLLY
HOLLYWOOD

針 針 針 針

PORCUPINE
祈りの言葉だけが
世界を超えて

花や海や空や太陽

花や海や空や太陽
富や生産交換権力
森や湖、月や犬達
数や関係パターン確率

森が濡れて名前が流れる
空に一筋の白い線が引かれ
彗星の夏と僕達は町で
世界と擦れ違う

赤と青と白の広場で
黄色と緑と黒の広場で
響き渡るアメリカの声
また聞こえている遠い追放の歌

狂った磁石に出鱈目地図
動く標的 気狂いアンテナ
見えない炎に焼かれる砂漠
ウィリアム・ポスターズは生きている

花や海や空や太陽
純粋暴力哲学愛
守や湖月や犬達
依存集合対照精神

振り止まぬ2光年の雨の森に
鳴り響くタリバンの鳴
たった一つのその場所へ
天使も恐れるその場所へ

電車に乗って

電車に乗って
骨を軋ませ
床に倒れて
おまえに出会う

夢の森では
ビッコの猿が
花をくわえて
瞳震わす

記憶の街で
道に迷って
鍵を拾って
世界と擦れ違う

半分の月が
猫背を笑う
知らずに眼る
おまえを掠める
電車に乗って
記憶の街へ
ビッコの猿が
床に倒れる

電車に乗って
おまえを掠める
電車に乗って
世界と擦れ違う

月に住む

毎日がサヨナラ
明日から月に住む
夢の森 記憶の街
笑う猿 軋む骨
濡れた壁 永遠が
溶ける海 太陽に


毎日がサヨナラ

サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ

プラスマイナス・クリーム宣言

(さようなら.プラスマイナス・クリームたち)

「 私たちは、プラスマイナス・クリームであることを自由に選択しました。その選択は、義・務でも強制でもありませんでした。
もし再び、私たちに選択の機会が与えられれば、私たちは喜んでプラスマイナス・クリームであることを選ぶでしょう」

「私たちは、プラスマイナス・クリームであることを特権であると見なしたり、また逆に、プラスマイナス・クリームであることを卑屈になったりもしませんでした」

「私たちは、プラスマイナス・クリームであることは相対的なものだと考えました。私たちは、私たちの生存している二つの世界との関係の中でのみ

プラスマイナス・クリームであり、二つの世界との関係の変化だけが私たちをプラスマイナス・クリーム以外の存在に変化させるものと考えました」

「私たちは、楽曲をつくり、演奏することが、創造や建設につながるとは主張しませんでした。私たちはただのバンドであって、予言者ではないからです」

「私たちはの楽曲の中には、たしかに不合理な夢が混じっていますが、私たちはそれをやみくもに排除しようとは思いませんでした。何故なら、それを私たちプラスマイナス・クリームにとって不可欠の属性だからです。

私たちは蒸留水であろうとは一度も思いませんでした」

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